〜 ファーストエイドさえもエンターテイメントに 〜
なんてことないファーストエイドポーチですが、折角なら”楽しく”携行してもらいたい。そんな思いを込めたポーチです。
NrucのTシャツイラストから誕生した『ファーストエイド・ジョン』は、ファーストエイド携行の啓蒙活動を行うNruc屈指の謎キャラです。ポーチに縫い付けたワッペンにはそんなジョンの巨大フェイスと共に、ファーストエイドキットをホットドッグやビールと同列に扱う謎アプローチで、その必要性を訴える文言をあしらいました。
内部にはガーゼや絆創膏等の薄く小さいものが下で潰されないようまとめられるセンターポケット、ポケットムヒサイズの何かを独立出来るハンコポケットがひとつ内蔵。
外の耳は長めにとっているので、ストラップをつけてサコッシュとしても使用が可能です。
シリアスなカテゴリーもエンターテイメントに変換する事でより身近に感じることが出来れば、皆がしっかり携行するアイテムになるのでは。そんな願いが詰まったプロダクトです。
〜 それは自分のためだけのものではない 〜
この必携カテゴリーはまだまだ蔑ろにされている。近年、雑誌の影響力が低下し続けていく中、SNSだけでファーストエイド関連を調べるのは至難の業だ。そんな状況もあり、ビギナーなハイカーの中には「そんなたいそうな登山じゃない」とか「持たないといけないのは分かっているんだけど、実際何を入れたらいいのか分からないまま今に至る」なんて人も多いのでないだろうか。また、軽さに囚われすぎることで「怪我しないから大丈夫」と排除されているきらいもある。軽さは間違いなく正義だ。ただ、軽さは時として我慢勝負になる。このカテゴリーはそんな”我慢”で割り切ってはいけない。
”登山者たる者、紳士であれ”
Nrucがそう謳うことには意味がある。もしかしたらこのファーストエイドキットはそれを最も色濃くするジャンルかもしれない。ファーストエイドキットは自分のためだけではなく、山中で困っている人に差し出すものでもあるのだ。だから私たちは”紳士であれ”と謳う事でカタチから入ってもらうことこそ、実は携行率向上の近道ではないかと考えている。このアプローチが出来るのがNrucであり、その行く先こそが”山の事故を減らす”という我々の理想郷でもある。モノを売って終わりにはしたくない。本当に山が好きのブランドとしての責任。山でも、困った時はお互い様。あなたの目の前に怪我して困っているハイカーがいたら、あなたのファーストエイドキットを差し出してあげよう。それは自分だけのために携行するものではない、という事を覚えていてほしい。助けられたハイカーは同じようにまた次のハイカーを助けられるよう準備をする。「〜を持ってないなんて非常識」とか「これが登山の基本」なんて口うるさい事は言わないようにしよう。皆そうやって階段を上がっていく。この数珠繋ぎがこの世界を幸せにするのだ。Nrucの目指す"ジェントルハイカー"のトリセツ的アイテム、それがFA JOHN'S POUCH。