Nruc (ヌルク)
"無駄"を楽しむハイカーへ。
"シンプル"を突き詰めることで排除されがちな"無駄"の再構築を目論みます。
無駄の一歩先へ。
その向こうには何があるか・・・。
山と真摯に向き合いながらも、心の余裕と笑顔を提供するブランドを目指しています。
Nrucは1点1点ハンドメイドで製作を行うガレージメーカー。
それと同時に、地域に根付き、貢献する会社を目指しています。
この小さな街に人を呼ぶのが最大の貢献。
そのため、プロダクトの大量生産や大量ばら撒きはしていません。
私たちはハイク界の"ご当地ブランド"です。
Nrucのバックパック、サコッシュ、ポーチ類は栃木県真岡市のアトリエ兼直売所にて製作しています。正直、生産性はあまり良くありません。工場で大量に生産したほうがもちろん効率は良いです。それでも私たちは"そこで作る"事に拘っています。オーダーメイドはお断りしていますが、ある程度のカラーオーダーはアトリエ兼直売所にてお受けてしております。WEBで何でも容易に手に入る時代になったからこそ、"そこで作ったモノをそこで買える"歓びに浸ってもらいたい。そんな思いで私たちは日々、モノづくりと向き合っています。
私たちのお店『NRUC NEST』の詳細はコチラからご覧ください。
PHILOSOPHY
Nruc(ヌルク)。意味はそのまま「ヌルい」という事です。山と真摯に向き合うには、時として「ヌルさ」も必要だ。私たちは本気でそう考えています。「山の事故を減らしたい」実はこれが、Nrucの中に潜ませた想いです。
山の事故が減らない現状、その理由のひとつが「登山者が真面目すぎるから」だと、私たちは捉えています。みんながみんな、山頂を目指す必要はないんです。みんながみんな、より遠くを目指す必要はないんです。真面目すぎるから見栄を張る、見栄を張るから引き返せない。そんな状況から引き起こされるつまらない事故は出来るだけ見たくありません。「ヌルさ」とは、決して「不真面目」という事ではなく、頭を使って手を抜く事だと私たちは解釈しています。いわゆる身の丈にあった登山。ひとつひとつの行動に余裕を持つためには「ヌルさ」が必要なのです。
それをよりインパクトのある表現に変換するために、私たちは「登頂という行為を特別扱いしない」スタンスをとっています。山頂を感動のピークにしない。それは決して「山頂に行かない」という事ではなく、あくまでも「山頂に行かなくても、山は楽しい」という表現。そのフィルターを通して「山との接し方にも多様性があるべきだ」ということを知ってもらいたいのです。山飯を食べる、花を見る、寝る、バカな写真を撮る。目的は様々で、それが登頂である必要性は無いという事。
だから「山頂に行けなかった、あのルートを踏破出来なかった」ことに対して、できれば「残念」とは感じて欲しくありません。重要なのはそこに笑顔がある事。これも「ヌルさ」が生む力ではないでしょうか。
Nrucに触れることが、全てのハイカーに心の余裕を与えるきっかけになれば・・・。それが私たちの使命だと思っています。